■ 1on1を「やってはいる」けれど…
定期的に1on1を実施している。
スケジュールも押さえているし、時間も確保している。
それなのに、
「正直、あまり手応えがない」
「結局、業務報告で終わっている」
そんな違和感を覚えている管理職は少なくありません。
■ 形骸化の原因は“やり方”ではない
1on1がうまくいかないと、
質問リストを変えたり、話題を工夫したりしがちです。
しかし、形骸化の本当の原因は、
「何のためにやっているのか」が曖昧になっていることにあります。
■ よくある「形骸化1on1」のパターン
1. 業務進捗の確認だけで終わる
「今どこまで進んでる?」
「次は何をする予定?」
これ自体は必要ですが、
これだけだと1on1は“定例報告会”になってしまいます。
2. 上司が話しすぎてしまう
アドバイスしよう、役に立とうと考えるほど
上司の話は長くなりがちです。
結果、部下は「聞く側」に回り、
考える機会を失ってしまいます。
3. 無難なやりとりで終わる
「特に問題ありません」
「大丈夫です」
このやりとりが定番化している場合、
部下は“本音を話す場”だと感じられていません。
■ 1on1の本来の目的を思い出す
1on1の目的は、
部下が考え、整理し、前に進むための時間をつくることです。
答えを出す場でも、評価をする場でもありません。
■ 形骸化を防ぐために上司が変えるべき視点
1. 「話す場」ではなく「考える場」にする
上司が答えを出すのではなく、
「どう考えている?」
「何が一番引っかかっている?」
と問いを投げることで、1on1は生きた時間になります。
2. 成果より“思考の変化”を見る
前回と比べて、
・視点が変わったか
・言葉が具体的になったか
こうした変化こそ、1on1の成果です。
3. 完璧な1on1を目指さない
毎回、深い話ができなくても問題ありません。
「今日は軽め」「今日は整理だけ」
そんな回があっても、継続されていること自体に価値があります。
■ まとめ|1on1は“質”より“目的”で決まる
1on1が形骸化していると感じたら、
やり方を変える前に、
「この時間で、部下に何を持ち帰ってほしいか」を見直してみてください。
目的が揃った瞬間、
同じ質問でも、同じ時間でも、手応えは驚くほど変わります。
……そして軽めの1on1を続けた結果、
「最近の1on1、なんか楽ですね」と部下に言われて、
内心ちょっとたじろぐのも、管理職あるあるです(笑)
