なぜ個人面談が重要なのか
私は管理職という立場上、定期的に部下と面談を行います。しかし、面談では必ずしも全ての職員が悩みや現状を打ち明けて話してくれるものではありません。「話の切り出し方がまずかったのか」、「自分の話し方に問題があるのではないか」など、色々と思いを巡らせていました。
職場での個人面談は、部下の現状を把握し、業務改善やモチベーション向上につなげる大切な機会です。ただし「何を話していいのかわからない」と部下が無難に振る舞うと、本来の課題や本音が見えてきません。一般的な面談時間を40分程度とした場合、限られた40分という時間を有効活用するためには、効率的な進行と、安心して話せる雰囲気づくりが欠かせません。
40分面談の基本構成
40分を以下の3つのフェーズに分けると、効率的に進められます。
- アイスブレイク(5分):雑談や近況確認で緊張をほぐす。
- 課題・困りごとの聴取(15分):業務上の悩みや改善点を具体的に聞く。
- 目標・将来ビジョンの共有(15分):短期的な目標と長期的なキャリア観を確認。
- まとめと次のアクション(5分):面談内容を整理し、次に向けた一歩を一緒に決める。
気さくな雰囲気で本音を引き出すコツ
1. オープンクエスチョンを使う
「はい/いいえ」で答えられる質問ではなく、自由に話せる問いかけが有効です。
例:「最近の仕事で一番やりがいを感じたことは?」「今の業務で改善したいと思う点は?」
2. 自分から少し本音をシェアする
上司が少し自分の経験や悩みを語ると、部下も「言っていいんだ」と安心しやすくなります。
3. 「沈黙」を恐れない
相手が考えているときにすぐ言葉をかぶせず、少し待つことで、内心の思いを自然に引き出せます。
4. 評価ではなく共感を意識する
「それは大変だったね」「なるほど、そういう見方もあるんだね」と共感を返すことで、部下は安心して話しやすくなります。
5. 無難な答えを防ぐ仕掛け
「他の人はどうだろう?」といった第三者視点の質問や、「理想的にはどうなってほしい?」と未来を描く質問で、本音を引き出せます。
面談を成功させるためのポイント
- 事前に簡単な質問リストを共有しておくと、部下も準備ができ安心する。
- メモを取りつつも、常に相手の表情を見て「聞いている」姿勢を示す。
- 面談後はフィードバックをまとめて共有し、次回につなげる。
まとめ|40分で効率的かつ有意義な面談を
個人面談は単なる業務確認ではなく、部下の本音を引き出し、信頼関係を深める場です。40分を計画的に使い、気さくな雰囲気を意識することで、困りごと・目標・将来像を自然に共有でき、双方にとって実りある時間となります。





